Cross Bleed Jive -MASTURBATION- (1995)
Cross Bleed Jive (C.B JIVE) 1992 – 1994
Vo&Guitar:リョウジ
Bass&Cho:アツシ
Drums&Shout:レイジ
リョウジが20歳の頃に結成したトリオバンドの30年前の未発表音源です。解散(活動休止)が決まっていた中で音源を残しておこうとレコーディングしたもので、最後の方のライブでサンプルを配布しただけで未発売の音源でした。今回旧友からのリクエストで古いデータから発掘しましたが、もう売るような時期でもなく、サブスクに乗せるほどのクオリティもないのでこちらで無料公開します。
今の僕を見てくれている方々は想像も出来ないと思うけど、若さ故の勢いや強がり、背伸び感、ほろ苦い想いとか様々な感情が蘇ってこれも青春の1ページだったなと思っています。ちなみにラストの曲は20歳で亡くなった地元のバンド仲間に捧げた曲です。
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Cross Bleed Jive (C.B JIVE)
地元山形の小さなバンド界隈でそれなりに有名だったパンクバンドTHE LIPSのDrレイジ(故 宇野 玲二)、R&RバンドJACK DANDYのBassアツシ(長沼 淳)、そしてTHE JAM FREAKSのリョウジ(豊田 良治)の3人が結成したバンド。レイジとアツシが先に東京で活動していたところにサポートギターで参加したリョウジと意気投合、3人とも同い年で地元の頃から交流があった事もあり、その翌年にリョウジが上京して合流、20歳の終わり頃に結成したバンド。THE LIPSやJACK DANDYはロックンロールやパンクをベースにしていたが、グランジ、オルタナ、ブルースロックに傾倒していたリョウジとの音楽的融合によりいわゆるストレートロックだけではない様々な音楽を掛け合わせていく。純血でもエリートでもない雑種であるという意味と様々な音楽を掛け合わせる(交配=Cross Bleed)という意味を込めてバンド名をCross Bleed Jiveと命名する (のちに省略してC.B JIVE)
作詞作曲は全てリョウジが手掛け、ベースとなるデモからスタジオセッションで変化していくというアレンジスタイルであった。当初の曲は山形時代のTHE JAM FREAKSの曲が大半で、18〜20歳の頃に書いた曲をリアレンジしたものだったが、結成後に書いた曲も含めバラエティに富んでいた。ただ演奏に関してはまだまだ未熟であり、難解なアレンジを好む反面演奏が追いついていなかったところもある。音楽的に貪欲であったのは良い事だがそれがきっかけで方向性の違いが大きくなっていき、レイジ、淳の脱退に繋がる。解散に合わせて音源だけは残しておこうとレコーディングを行ったのが本作である。当時はまだ完全アナログレコーディング、8トラックのオープンリールだった為、なるべくテイクを少なくするためにベーシックは3人で1発録りを行い、そのあとギターのダビングと歌入れを行う形で進められた。
冒頭にも書いた通り解散前に地元山形でライブを行い、その際にサンプルのみ配布したが、そのまま活動休止したため最終的に販売には至らなかった。その約1年後に新たなメンバーを入れて活動再開するが、1、2年で解散となる。ちなみにその時のドラマーは現在はもうベテランの某超売れっ子ドラマーである。
その後リョウジは様々なセッション活動の後PARADISE SOULを結成、3年ほどで解散になるがその後レイジとアツシの2人にもう一度一緒にやろうと誘われた事をきっかけに組んだバンドがWONDER DRIVEであった。